演劇鑑賞教室   「シェイクスピアを盗め!」

11月8日文化庁の「本物の舞台芸術体験事業」で劇団うりんこ+山崎清介による,「シェイクスピアを盗め!」を本校のミューズホールで鑑賞しました。今まで見たことのない本格的な演劇に感動しました。本校では12月3日(土)に中学校文化発表会で学年ごとの演劇をすることになっており,とてもいい刺激になりました。

生徒の感想

・私はこのお芝居の中で本当の自分を見つけ出したような気がした。このお話のウィッジはサイモンを選ばずグローブ座のみんなを選んだ。ジュリアンも座のみんなが好きだから,自分を男といつわったのだと思う。つまり,自分がよいと思った道へ進むべきだということをこのお話は教えてくれた。人に惑わされずに進めば良い結果につながるということだ。そして,回りの人のサポートが人の人生を良いように変えてくれるということもわかった。(人を信じる心も)本当の楽しみは苦しみのどん底から始まるのだと思った。なんだか自信がわいてきた。

・今日見た演劇はとてもおもしろかった。しかし,ただおもしろいだけではなく,「友情の大切さ,人は大切な人をうらぎれないということ。」を学びました。必死に台本を盗もうとしていたウィッジは温かく迎えられたため,仕事より友情を選んだ。この演劇は「人は変われる」というような事を言っているのだと思った。しかし,そのためには温かい環境が必要だと感じた。

・生まれて初めて生で観た演劇があんなに心を動かされるものだったことで,私は演劇というものの楽しさを本当に知ることができました。全員がそれぞれの役になりきっていて,ハプニングがあってもうまく対応できるのを見て,すごいなぁと感心するばかりでした。あんなふうに生き生きと輝ける仕事に私も将来つけたら幸せだろうなと思います。

本校生徒も出演しました。

・どうだったと聞かれたら,まず面白かった!シェイクスピアの物語にはまりそう。最初に会って指導をうけたときはけっこう真面目な感じなのかなとおもっていたけれど,実際は笑わせられっぱなしでした。文字通り,「釘付け」で目が離せなかった。大道具を一つしか使わず,劇をやってしまうと言うことが信じられなかった。要は道具でじゃなく,人の演技で空気を変えられるだなと勝手に解釈しています。

・今回の劇は見ているだけで中に入り込んだような感覚があり,とてもおもしろかったです。笑いももちろんあるのですが,その中にウィッジの心の中での葛藤もあり,考えさせられるものがありました。私ははじめシェイクスピアと聞いて,難しいんだろうな・・・と思っていたのですが,実際はわかりやすくなっていて良かったです。原作のハムレットにも興味が持てました。私たちの学校では12月に文化発表会という学年ごとに劇を発表しあう会があります。そこで今回見て覚えたこと,感じたことを大切にして会を成功させたいと思っています。楽しく,ためになる劇をありがとうございました。

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